PCXの簡単にできるスパークプラグ交換方法
スパークプラグ(点火プラグ)とは、点火装置の事で、PCXやほかのバイク、車などのガソリンエンジン内で混合気(ガソリン+空気)に火を付ける為に火花を発生させる装置です。
この装置が汚れたり、性能が落ちると、走り出しが悪くなったり、最悪の場合エンジンが付かない事にもなります。
PCXの点火プラグはNGK製 CPR7EA-9 もしくはDENSO製 U22EPR9が指定されています。交換時期は説明書には明記されておらず、個人の乗り方によるといったところで何キロである!とは言えません。
僕は5000kmでイリジウムに交換しましたが、交換した理由としては、暖気時のまず加速が鈍くなった事が原因です。失火状態のような、スロットル回してもボボボっと動力の伝わってないような状態が1~2秒あり、そこから加速スタートといった具合でした。これはおかしいと思い、まずスパークプラグを交換したのですが、一発で解決しました。
またこのページではイリジウムプラグについても説明します。
(※この記事は過去に古都コトきょーとで記載していた記事の移転です)
スパークプラグの交換方法
車体右側のステップをめくり、写真の部分を開けます。ねじで止めてあるので、ネジを取ります。
ネジはなくさないように保管しておきましょう。
こんな感じに開きます。
スパークプラグはこの穴の右奥に存在します。
斜めから見ないと見えないので、はじめは見つけにくいですが、ここにプラグがあります。
プラグコードのジョイント部分(根本)をもって、ジジジ…と引っ張ります。
引き抜くとプラグが現れます。
白い陶器の棒で先に金属のネジみたいなのがついてるのがスパークリングです。
間違えた
スパークプラグです。
ここで、PCX購入時より備え付けの車載工具を取り出します。このセットで交換ができます。ラチェットレンチがあれば一番いいのですが、持ってない方はこれでも十分交換できます。面倒くさいな…と感じたら、ソケット(16mm)を買う事をお勧めします。結構面倒です。
プラグにはめるとこのようになります。
シャコシャコ回していきましょう、左回りで取れていきます。
備え付けの車載工具のソケットの他にラチェットレンチを別で買っておくとでらくらく取り外しできます。
スパナより余裕があるので、安定して回せます。
取れました。時間にして1分くらい?結構回します。ラチェットレンチなら半分以下の時間で外せます。
これが点火プラグです。以前、イリジウムに変更したため、写真はイリジウムのほうです。
5000km走行したイリジウムプラグとサラ。5000kmでも結構綺麗ですね。電極やプラグギャップ(上の屋根みたいな奴)が焦げていたり、削れて尖っていたり、チリがつもっていたりしていたら、バイクの調子にかかわらず交換をお勧めします。
ノーマルもイリジウムも交換方法は変わりませんが、イリジウムは電極部分周囲が繊細なため、ブラシで削ったり触ったりしないようにしてください。
交換時は、新しいプラグを差し込んで、さきほどのソケットでねじを締めていきます。必要以上の力で締め付けないように気を付けてください。最後にプラグコードをじじじ…とはめて終了です。
まとめ
消耗プラグから新品に帰ると、驚くほど変わります。
PCXのスパークプラグの型番は「NGK CPR7EA-9」というものですが、このイリジウム版が「NGK CPR7EAIX-9」。その差は気持ちです。燃費、始動性、加速性アップと言われていますが、多少レスポンスと中間速のエンジン音が低下したような気がします。僕はさすがイリジウム!と思ってのってますが、30%は無駄ちゃうんと思ってる自分も居ますw。