どうもsurikoです。
僕が写真を撮り始めたころはまだ小学生で持っていたカメラはporaroid PDC 2070という200万画素のコンデジでした。
小学生の頃、学校を3か月休み親に連れられキャンプをしながら日本一周をし、数々の美しい景色を見て頭だけでなく写真に残したいと強く思ったのがカメラに興味を持った始まりです。
サイトを運営するようになり、他人に見せる為の写真を撮る機会が増え写真がうまくなって皆に魅力を伝えたいとなんとか構図を工夫して撮影するようになりました。
まだまだ私は写真初心者ですので改めて構図について色々勉強しました。それについて皆さまのお役に立てるよう記事にまとめてみたので、なるほどと思った方は参考にしてみて下さいね☆
Contents
構図の種類
写真の構図というのはこのページで紹介する9つ以外にも沢山あります。
その被写体やどう表現したいかによって色々な撮影方法があり、さらにそれらを組み合わせ無限に表現する事があります。
その中で、見る人にとって心地のよい安定感のある写真である事、写真の主役が何であるかが一目でわかる事が重要です。
1:日の丸構図
日の丸構図というのは読んで字のごとく、構図のど真ん中に被写体を持ってくる王道の構図です。
被写体を中央に置き何を写しているのか、写真の主役が一目でわかるいい点もありますが、ありきたりな写真になりやすい傾向があります。
日の丸は簡単そうに見えて実は奥が深く、感動する写真を撮影するというのはとても難しいです。
周囲をぼかしてみると、それっぽく写る事もあります。
写真はただの廃墟にあったガス栓です。ぐっと寄って後ろをぼかす事により、中央にある被写体をより際立たせ引き締め、ボケにより周囲を美化・シンプル化する事ができます。
「あ、いい被写体発見!」とファインダーをのぞきついつい真ん中に…。誰でも思いつく簡単な構図。最もよく見るのはその為です。
2、三分割構図
三分割構図とはファインダーの縦と横を三分割にし、被写体を線上で区切り二層にしたり、縦横の交点に被写体を置く事で安定感のある構図にする手法です。
日の丸と並び、基本中の基本構図です。
上、真ん中、下、または左、中央、右などにわけます。
写真ではないですが、ヨーロッパの国旗などによく見られます。
また、縦横線の交点に被写体を置くと、安定感が出て空間の広がり感を映し出す事ができます。
僕がこの構図を使うときは景色がメインだけど空も少し入れたい!という時に良く使ってると思います。
また空、被写体、地とサンドウィッチにしたり、交点に被写体を置いたり、三分の一だけに被写体を固めたり。
ただ個人的にはあまりお気に入りの写真が撮れてないのかなーって感じがします。
3、四分割構図
三分割構図を操れるようになれば、少し複雑になりますが四分割構図というのを試してみます。
画面を縦横四分割にして被写体を線上で区切り二層にしたり、縦横の交点に被写体を置く事で安定感のある構図にする手法です。
三分割よりさらに広がりを映し出すが出来、うまく取れれば安定感もありますが、選び間違えると何がしたいの?となってしまうので注意。
僕があまり使用していないのはこの構図でした。しかしここぞという所では使用しており、頭にはしっくりくる感じはあるのかもしれません。
ビル夜景なんかは特にこの構図が多かったように思います。俯瞰夜景は三分割あたりが多いですが、眼下から街が広がるビル夜景は三分割だと迫力が物足りません。
かといって全部街を入れてしまうと不自然な構図になってしまいます。この四分割が一番しっくり来ます。
4分割するだけだと単調な写真になってしまいますが、
このように写真を4分割し、その対角線の当たる4点のどこかに被写体を配置する「レイルマン構図」というものがあります。
よりバランスの良い写真になるはずです。
4、三角構図
三角構図は地(画面の底)が広く、天(画面の天井)が狭く映し出す事によりどっしりとした迫力と安定感のある写真になります。
建築物や大きな被写体の迫力や高さを表現する際、奥行きを表現する際に使えますね。
地(画面の底)が狭く、天(画面の天井)が広く映し出す逆三角構図というものもあります。
上から下方向に向かって写真を撮る時、下から上に広がるもの(木など)に良く用いられます。
三角構図と同じような原理で安定感をもち、迫力、恐怖感を演出します。
山好きなもんで、やはり三角構図は探さなくても沢山撮影しておりました。
上から下方面に撮影する時や、森の中の木を撮影する時など。
三角取り入れれば三角構図なため、やはり日の丸であったり三分割四分割であったりの組み合わせを意識して撮影すると良いかもしれません。
5、対角線構図
対角線構図は画面をスラッシュして二分割に分ける構図です。奥行きやちからづよさによって安定感が出てきます。
ただ画面をスラッシュに二分割にするのもいいですが、例えば対角線構図の中に三角構図や三分割構図など他の構図も一緒に取り入れ、このように交点に被写体を入れるとさらに安定感が増します。
坂や左右に奥行きを持たせる時はやはりこの構図。結構簡単でそれなりの見せ方ができるのでお気に入りです。
ただ無理やり対角線にする必要はありません。地面に対し平行にした上で使わないと逆にバランスの悪い写真になってしまうので注意です。
6、シンメトリー構図
シンメトリー構図というのは画面を縦横二分割にして被写体が対照的になっている構図を言います。
バツグンの安定感と上品さがあり、自然のものというよりは人工物の対照的な美しさがあると思います。
こちらもシンメトリーですが、画面を三分割にし、右下に椅子を奥事でさらに安定した構図になりました。こういう組み合わせていくのも面白い構図だと思います。
とても場所を選ぶ構図で、簡単にはこのような風景には出会えないからこそ初心者に見せると最も感動しやすい構図になるかもしれません。
せっかくのシンメトリー、しっかりと水平撮影ができていなければ台無しになってしまいます。ほんの少しのズレで台無しになりやすい構図でもあります。前後左右ビッチリと対称になるように慎重に撮影しましょう。
やはり鏡のように反射した水面や、左右対称の美しさは写真だけでなく、実際に見ておおーと思うのはシンメトリーが多いです。写真に写すとより幻想的になり、作品度も上がります。
ただ、そういう場所を探すのが大変!ただ左右対称なだけでなく被写体に魅力がないと映えないので難しい。
7、放射線構図
収束点を作る事で奥行きを出す事が出来き、広角撮影でもっとも迫力のある写真を撮る事ができます。
電車が画面むこうから手前に走ってくる様子や、地平線へと続く道、奥へと続く部屋など。上の写真はシンメトリーも組み合わせ迫力と安定感のある写真ではないかなと思います。
廊下など長い通路や、四角い空間、線状になってるものを撮影する時は放射線になるように撮影すると迫力が増します。
夜景でも道路が放射線にぶわっと広がっているようみ見える展望地は迫力があります。収束点をどこに置くかがとても重要になります。例えば三分割構図のどこかの交点に収束点を置く、日の丸のように構図のど真ん中に収束点を置くなど他の構図と組み合わせて使用するとよいでしょう。
8、S字構図、C字構図
画面内にC字、S字のラインができる事により遠近感を出したり曲線の美しさを取り入れる撮影方法です。
並べられたお皿や町の形の中にこれらを見つけ組み合わせる事により安定した構図になります。
カーブやS字は画面中央、もしくは対角線上に来るようにすると安定感があります。画面の一部のみにCの字があってもC字構図とは言えません。画面全体で被写体のC字やS字の流れを写し出してみましょう。
奥行きや、流れるようなやさしさのある自然な奥行きが出るのが特徴です。
お皿なんか並べて撮影する時などはただ並べて撮影するよりもお皿が前後でS字に写るように配置して撮影してみると安定感のある構図になります。
僕はC字は意識する事がありますが、S字はあまり意識して撮影してないっぽいです。
自然の中にはS字がたくさんあるハズですけどね。ちょっとSの字がいがんでたりすると撮影しなかったり他の構図に逃げたりしてるかもしれません。
ただ他の方のS字作品を見てるとやはり撮りたい気持ちはあるので意識して積極的に取り入れていきたいと思います。
9:フレーム構図
四角の写真の中に、さらにフレームを設けてその先の被写体を強調する構図です。
一歩、二歩引いた視点でストーリー性のある写真になると思います。
トンネル構図とも呼ばれ、コントラストの差によってその先が強調されます。
窓やトンネルの出口、鳥居などをうまく利用してみると面白いです。
まとめ
この記事を作成するにあたって自分の写真を一覧にして一つ一つの写真がどの構図に当てはまるのか分類して記事に使う写真を決めていきました。
すると、自分の得意な構図、不得意な構図、よく使う構図、あまり使わない構図が良く分かり、次はこういう構図も頭に入れて写真を撮ってみようという自分自身の勉強になりました。
まずは自分のお気に入りの写真を並べてみて、それらの写真がどの構図に当てはまるのかというのを分析してみましょう。
分析する事によって、
「適当にしっくりきたから撮影したけど○○構図だったんだ!」
「こういうのも○○構図になるのか」
「○○構図と思って撮影したけど、よくみれば他の構図も組み合わされている」
など新しい発見もできますし、一つ一つの構図について詳しくなれます。そして実際ファインダーを除いた時により構図を意識して撮影する事が出来ると思います。
また、自分の不得意な構図やあまり使わない構図を理解し、次の機会に実践してみてはどうでしょうか。
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