キャンプや泊り登山など、いつも冷たいおにぎりや簡単に作れる麺類、熱々の米が食べたい時はチンご飯をボイルしていました。
やはり日本人としては、米は熱々炊き立てで食べたいですよね。飯盒を使った炊飯が一般的ですが、その情報を元に、登山でよく持ち運びされるコッヘル(クッカー)で同じように美味しく炊けるのか試してみました。
(本記事は古都コトきょーとの2016年の記事を移行してきたものです。)
必要な材料はこちら、特別な材料は必要ありませんね、これだけです。
・米(必要量)
・水(軟水)
・コッヘル
・ボンベ
・バーナー
お米と水の分量の割合は、お米1合(150g)に対し、水は200gです。無洗米の場合は1合(158g)に対し、230gの水を使用します。
水はコンビニで天然水を購入して使用する場合、「南アルプスの天然水や、いろはす、六甲のおいしい水、クリスタルガイザー、ボルビックなど」の軟水を使用してください。
エビアンやゲロルシュタイナーなどはカルシウム等を多く含む硬水なのでごはんがパサパサに仕上がる為、通常はお米に使用しません。
さぁ、米の準備ができたら出かけましょう!
今回は米が家で食べるよりおいしく感じるように、大自然の中にある池のほとりにやってきました。これなら例え失敗してもおいしく感じれそうですね。
水を入れ、家で準備したお米を入れます。シャキシャキ軽く混ぜて、素早く水を切ります。1,2回洗ったら、再び水を投入します。
水の量は米が水を吸ってわからなくなるので、僕は人差し指の第一関節付近まで適当に入れてます。外では無洗米のほうが正確に炊けるでしょう。
水を入れたら、小一時間ほど(夏場なら30分ほど)放置します。米の芯まで水を染み込ませておくと、炊けた後の芯が固いといった失敗を防ぐ事ができます。
1時間たったので、バーナーに火を付けます。はじめグツグツ、中火で熱してください。
このとき、蓋の中の圧を保つため、吹きこぼれを防ぐため、蓋の上に石などを置くといいでしょう。
グツグツしてきたら、すかさずバーナーを弱火にし20分ほど、ほんのり焦げの匂いがするまで熱します。(写真は中の様子撮影のため開けてます)
バーナーは弱火にすると、少しの風で火が消えるやすくなる為、風の吹かないところでするといいと思います。
火を止めたら逆さにして15分ほど蒸らします。写真は夏場なのでそのままですが、秋冬や朝方などは、あっという間に冷めてしまうのでタオルで包んだりして蒸らします。
蒸らすとき、逆さにはしてもしなくても、どっちでもいいのですが、大正時代の日本軍のマニュアルでおこげを剥がれやすくするためにこう書いてあったそうなので、なんていうか気分です。「何してるの?」って聞かれたらうれしいじゃないですか。
十分に蒸らしたら蓋を取って出来上がり。すでに蓋にごはんが落ちていました。
コッヘルごはんの出来上がり~!!パチパチパチ
まとめ
手間はかかりますが、家で食べるごはんよりも美味しく感じます。
・風のないところでやる事。
・米はしっかり時間をかけて浸す事。
・コッヘルの様子やかすかなにおいの違いをしっかり感じ取る事。
・蓋に重りとなるもの(石など)を置いて中の圧力と温度を下げないようにする事。
この三つを守れば、誰でもおいしいお米を炊くことができると思います!!
やはり炊きたてのご飯が一番!最後にコッヘルを洗うのがちょっと面倒ですけどねw